つぶやき

羽化

毎年恒例

「自宅でセミを羽化させよう!」

の時期がやってまいりました。

我が家ではなぜかその昔から

セミさんに家で羽化をして頂くという行事?が行われておりまして・・・

(夫がやりはじめた)

※写真をこれからいくつかアップしますので苦手な方はご注意ください!!!

時に観葉植物、時にカーテン、といった我が家の室内のさまざまな場所で羽化して頂いてきたという歴史がございます。

まず、

①夕方、土から這い出してきたセミの幼虫を捕まえます。

②室内のカーテンや観葉植物等に放す。すると、どんどん自ら登っていき、羽化しやすそうな場所を探し始めます。

③やがてスタンバイ

殻が裂けて頭や身体が段々と出てきます。

ググッと時折力を入れて頑張って出てきている感じ・・・

がんばれーっ!とこちらもつい応援したくなります。

そしてそっと見守っていると・・・まるっと成虫が出てきます。

夏にはありふれて、あちこち鳴き声が聞こえるセミ。

なんだか暑くるしいし、急に落ちてきたり、と苦手な人も多いかと思いますが・・・💦

羽化したては、

半透明でグリーンがかっていて実はとても美しいんです。

生命の誕生✨

力強く神秘的です。

羽化が失敗することも多く、

殻から半分身体が出てきたあたりで命つきてしまうことも・・

命がけの作業です。

昨夜も実はスタンバイしたあとなのか、気づくと床に落ちていたセミ子さん(メス)!!!

(念のためにクッションとして布団を敷いておりました)

わーっっ💦と息子と大騒ぎして、

なんとかもう一度カーテンにつかまらせるも、不安定!😢

しかし不安定な体勢のままどんどん身体が出てきてしまい、やはり外に戻そうかと外に持ち出したり、

どうしようー、と私たちが狼狽するなか、セミ子さんはそんなことはお構いなしになんと息子の手中でほぼ脱皮!!!

これは我が家でも初めてのことで、どうしよう〜💦💦💦と泣きながら、

でもどうにか助けたい!

命を落としてほしくない!

と息子は必死にピアノにかけてあるファブリックにセミ子さんを捕まらせました。

(※本来、羽化中は決して触ってはいけない。羽も柔らかく少し触ってしまっただけで致命傷に・・・)

大丈夫かな?生きてるかな?ずっと気になり眠れぬ息子・・・。

そんな心配もよそに夜21時過ぎ、美しく逞しく羽根を広げたセミ子さんの姿が✨👀

翌朝、羽も乾き無事に羽化した姿を確認できました。

ホッとする息子。

よかった。

こんなことは我が家の羽化歴史でもはじめてのことでした。

そして無事に捕獲してきた木に返しました。

毎年ほとんどがアブラ蝉の場合が多いのですが、この子は緑が美しいミンミンセミ子さんでした。

以上

逞しい生命力を間近に観察できた

2024年、夏休みの始まりでした!

このブログを書いた人

田部 千歩
シェアする: